朝5時半。キッチンに立ち、娘のお弁当を詰めながら、
今日の予定を頭の中で整理する。
3人の子どもの母であり、元NHK記者。
そして、いまは「解決の政治」を掲げる国会議員——。
千葉県出身の政治家・小林さやか。
彼女の人生は、光の裏にある苦労や奮闘がぎゅっと詰まっている。
🏡 プロフィール：市川で育った“現場主義”の政治家
名前：小林さやか（こばやし さやか）
生年月日：1983年9月5日（現在42歳）
出身地：千葉県市川市
家族構成：夫・子ども3人・実家の猫（元保護猫）
好きな場所：真間川沿いの桜並木
座右の銘：「勤勉、温雅、聡明であれ。」（母校・桜蔭の校訓）
モットー：「誠実と根性」
臆病でインドア派だった少女が、
今や参議院の壇上に立つ——。
そのギャップの裏には、
“現場で感じ、考え、動く”という一貫した生き方がある。
🎓 学歴：桜蔭から東大法学部へ——「社会を変える」志の原点
- 1990年3月：須和田幼稚園（市川市）卒園
- 1996年3月：真間小学校卒業
- 1999年3月：桜蔭中学校卒業
- 2002年3月：桜蔭高等学校卒業
- 2007年3月：東京大学法学部卒業
幼い頃から本と人形遊びが好きな静かな子。
しかし高校3年生の秋、テレビに映る9.11テロの衝撃映像が彼女の人生を動かす。
崩れ落ちるビル、現場を伝えるキャスターの姿。
「誰かが伝えなければ、社会は変わらない」
その瞬間、彼女の心に“報道”という種がまかれた。
💼 経歴：NHK記者から政治家へ——「伝える」から「変える」へ
🗞 NHK記者時代
2007年、NHK入局。
初任地は北九州。
警察取材で自転車を漕ぎまくり、
リポートで「消火」と「放火」を言い間違える——新人あるあるの大失敗からキャリアが始まった。
やがて、福岡・首都圏局・社会部へと異動。
報道の現場で、社会の“理不尽”や“声なき声”に数え切れないほど出会った。
特に心に残っているのは、無給医問題・医療現場・子どもの権利・女性の健康。
コロナ禍の取材では、ケアワーカーたちの奮闘を取り上げ、
その報道でチームは新聞協会賞・ギャラクシー賞を受賞。
「報道は社会を動かせる、でも限界もある」
その葛藤が、のちの“政治家としての決意”につながる。
🏛 政治家として
2025年、NHKを退社。
国民民主党千葉県連副代表を経て、
同年7月、第27回参議院議員通常選挙・千葉県選挙区で531,580票を得て初当選。
スローガンは「解決の政治」。
記者時代に培った“聞く力”を武器に、現場の声を政策に反映する。
今も週末には千葉の商店街を歩き、住民の話に耳を傾けている。
💍 結婚相手：同じ報道業界で働く夫と“離れて支え合った日々”
夫は報道関係の仕事をしており、
転勤の多い生活の中で、長く別居状態が続いた時期もあったという。
地方局での勤務時代、
彼が遠くに赴任している間も、彼女は仕事を辞めずに“ワンオペ育児”を選んだ。
その背景には、
「女性が働きながら母親であることを、もっと自然にできる社会であってほしい」
という強い信念があった。
今では家族全員が東京で一緒に暮らし、
休日はスーパーで買い物をしながら、
政治よりも子どもの話題で盛り上がるのが日常だ。
👶 子ども：3人の“日常”が、原動力
- 長女：中学生。部活少女で毎朝弁当が必要。
- 次女：小学生。おしゃれが大好き。
- 長男：小学生。サッカー少年。
「子どもがいるから、できない」ではなく、
「子どもがいるから、見える社会の課題がある」。
子どもが熱を出した夜中、
寝ゲロをかぶって号泣した翌朝にロケへ行ったこともある。
「ママ記者はすぐ休む」と言われないために、「できます！」と笑ってやりきった。
その日々が、彼女を政治へと導いた。
🌿 人柄・好きなこと
- 性格：目の前のことを一生懸命に。好奇心旺盛で、すぐに“えいや”と飛び込むタイプ。
- 趣味：民俗史・風土史。地域文化に惹かれる。
- 好きな音楽：Destiny’s Child「Survivor」
ピンチのとき、心の中で流れる“応援ソング”。 - 苦手なこと：球技全般（見るのは好き）。理系科目。
政治家になった今も、
「お弁当づくり」と「湯舟で一息」は毎日のルーティン。
等身大のまま、社会を動かそうとしている。
✳️ まとめ：伝える人から、動かす人へ。
報道の現場で「声なき声」を拾い上げ、
政治の現場で「課題を動かす」。
小林さやかという人は、
華やかさよりも、“人に寄り添う力”でここまで来た。
「私はこの故郷・千葉県で、“解決の政治”を目指します。」
その言葉は、記者でも母でもなく、
“ひとりの人間”としての、まっすぐな誓いだ。
コメント